今回は、ヤマハの「SR-B40A」とDENONの「DHT-S517」を実際に使用し、低音の表現力や接続性を中心に比較してみました。両者はサウンドバーの中でも人気の高いモデルですが、それぞれ異なる強みを持っています。映画での迫力あるサウンドを求める方や、音楽を楽しみたい方にとって、どちらがより適しているかが気になるポイントです。

結論からいうと実際に使用した上でそれぞれこんな人にオススメです!
「SR-B40A」と「DHT-S517」はそれぞれ異なる強みを持っています。以下のポイントで、どちらがどのような人に向いているかをまとめました:
SR-B40Aをおすすめしたい人
- 映画の低音や迫力重視で臨場感を楽しみたい方
- リビングや中程度の広さの部屋に設置する方
- ヤマハ製品のクリアなボイス機能を活かしたい方
DHT-S517をおすすめしたい人
- より解放的で広がりのあるサウンドが好きな方
- HDMIパススルー機能を活用して複数デバイスをシンプルに接続したい方
- 音楽も高音質で楽しみたい方



また、どのようなジャンルに向いているかまとめてみました!
SR-B40Aに合うジャンル
- 映画:アクション映画やSFなど、迫力のあるサウンドが重要なコンテンツ。
- 音楽:ヒップホップやEDMなど、低音の効いたジャンル。
- テレビ:ドラマや映画で重厚なシーンが多い作品。
DHT-S517に合うジャンル
- 映画:広がりのあるサウンドが活きるドキュメンタリーやサスペンス。
- 音楽:ジャズやクラシックなど、解放的で豊かな音が際立つジャンル。
- テレビ:ニュースやトーク番組のクリアな音声再生。
それでは、詳しく見ていきましょう!
「SR-B40A」と「DHT-S517」を実際に使って比較!その1:サウンドバー


サイズ感は、サウンドバーはDHT-S517の方が長めです。


上から見ると、SR-B40Aの方が短いけど、奥行きがありました。
Dolby Atmos対応の違い
「SR-B40A」と「DHT-S517」はどちらもDolby Atmosに対応しており、映画や音楽の臨場感を格段に高める効果があります。
ですが、実際に体験してみると、リアルなサラウンド感の違いが感じられました!
「SR-B40A」はバーチャルサラウンドに重点を置いているため、フロントスピーカーだけで3Dサウンドを再現しようとしています。
この技術は、限られたスピーカー構成でも立体的な音を楽しめるという利点がありますが、リアルな高さ感(天井方向からの音)が少し弱い印象があります。
それでも、映画の迫力やゲームの効果音などは十分に感じられ、特に「クリアボイス」機能のおかげでセリフが非常に聞き取りやすくなる点が魅力的です。





画像のようにSR-B40Aのサウンドーは横から見ると前に向かって高く斜めにせってしてあるので、上に向かって音が広がりやすいように工夫がされてました!
一方、「DHT-S517」は天井反射スピーカーを搭載しており、Dolby Atmosの効果を存分に発揮しています。
音が天井に跳ね返って上から降り注ぐ感覚が強く、音の高さと広がりがリアルに感じられます。
例えば、雨が降るシーンでは、雨が自分の周りに降っているかのようなリアルなサウンドを体験でき、没入感が一段と強くなります。
映画やドラマをよりシネマティックな環境で楽しみたい方には、この点が大きな魅力!
音質の違い
同じ環境下で今話題の dji MIC2で録音してみました!
全くそのままの音というわけにはいきませんが参考になさってみてください!



dji MIC2はかなりノイキャン効果もあり、高性能とかなり注目されている商品です!
どちらも音質に優れているものの、求める体験や使用するシチュエーションで感じ方が変わります。
「SR-B40A」は、ヤマハならではのバランスの取れたクリアで繊細な音質が特徴です。
サブウーファーの力強さもありつつ、高音域から低音域までバランス良く再生してくれます。
特に、映画モードやゲームモードに切り替えると、低音が強調されて、臨場感が増します。
日常的にテレビやYouTubeを観るのに十分な音質で、専用アプリを使った細かいサウンド調整が可能な点も使い勝手が良いです。
「DHT-S517」は、より重低音がしっかりしており、映画や音楽に深みを与えます。
3.1.2chの構成とワイヤレスサブウーファーが生み出す低音が力強く、アクション映画や音楽ライブなどでは圧倒的な迫力を感じます。
特に低音が効くシーンでは、体に響くような重厚感があります。
それに加えて、セリフの明瞭さを保ちながらも、音全体の厚みを感じられるので、映画館での視聴に近い体験を自宅で再現したい方には「DHT-S517」がぴったりです。



クラシックを聴き比べた時にSR-B40Aは低音の迫力を感じる分、少し籠るような印象があり、DHT-S517の方が解放的な広がりのある音質でした!
総評:使用感のまとめ
「SR-B40A」は、手軽に高音質を楽しみたい方や、家族全員が使うようなリビング環境にぴったり。シンプルな設置や、テレビだけでなくYouTubeやゲームにも最適化されたモードがあり、日常的に使用するのにとても便利です。
「DHT-S517」は、映画好きや音質にこだわる方におすすめ。Dolby Atmosの効果を最大限に活かすために、天井反射スピーカーがあることで、より本格的なサラウンド体験を求める方に満足のいく音質を提供してくれます。
「SR-B40A」と「DHT-S517」を実際に使って比較!その1: サブウーファー
サイズ感は「SR-B40A」の方が大きめなサイズ。


正面から見ても一目瞭然ですが


一回り大きいです!
サブウーファーの違いと音の迫力
「SR-B40A」と「DHT-S517」はどちらもワイヤレスサブウーファーを搭載していますが、音質やサイズに違いがあります。
実際に使ってみると、「SR-B40A」の方が低音の迫力が強いと感じました。
特にアクション映画やライブ映像の視聴時、体に響くような重低音が魅力です。
低音域がしっかりしていて、深みのあるサウンドを楽しめるので、音の迫力を重視する方には非常に満足感が高いす。
また、サブウーファーのサイズも「SR-B40A」の方が大きいため、設置スペースには少し余裕が必要です。



この大きめのサブウーファーが生み出す低音は部屋全体に広がり、特に映画の爆発音やゲームの効果音などでその違いを実感できました!
一方で、「DHT-S517」のサブウーファーはコンパクトですが、こちらも十分に重低音を再生してくれます。
サイズが小さめなので、設置場所に困らないのが便利です。
低音の迫力自体は「SR-B40A」に劣りますが、それでもバランスの取れた低音が楽しめます。



音のキレが良く、音楽や映画で細かなニュアンスまでしっかり再現してくれる印象です。
実際の使い勝手と設置の自由度
「SR-B40A」の大きめサブウーファーは、部屋の隅に置いても広い範囲で重低音を体感できますが、その反面、スペースを取る点は注意が必要です。
逆に「DHT-S517」のサブウーファーは、部屋のレイアウトに合わせやすく、設置場所を選ばないため、スッキリとした配置が可能です。



コンパクトながらも、特に日常使いの映画やテレビ番組には十分な低音をを感じれますよ!
まとめ
低音の迫力を最重要視するなら「SR-B40A」が一歩リードです。
特に映画やゲームでのド迫力な低音が求められるシーンでは、その違いが明確に出ます。
一方、「DHT-S517」はコンパクトなサブウーファーでも十分に深みのある低音を楽しめるので、設置の自由度やスリムなデザインを重視する方にはこちらが魅力的です。
「SR-B40A」と「DHT-S517」を実際に使って比較!その3:接続・互換性


HDMIはSR-B40AはHDMI eARCのみとなり
DHT-S517はHDMI eARCとHDMI INがあるので、Fire TVやApple TVに接続が可能です!
接続のしやすさと互換性
「SR-B40A」と「DHT-S517」はどちらもHDMI eARCに対応しており、1本のケーブルで簡単に接続できる点がとても便利です。
テレビとの接続がスムーズで、音声の遅延や音質の劣化を気にすることなく、映画やゲームを楽しむことができます。
パススルーにより、例えばゲーム機やストリーミングデバイスを同時に使用する際も、接続が簡単に済むのは大きなメリットです。



TVに繋いでしまえばすぐ使用できるのは本当にラクなポイント!
Bluetooth対応の便利さ
両方ともBluetoothに対応しており、スマホやタブレットから直接音楽をストリーミングできるので、テレビだけでなく音楽鑑賞にも活躍します。
Bluetoothの接続はどちらもスムーズで、ワイヤレスで音楽を楽しみたい方には便利ですね。


ただし、「SR-B40A」は専用アプリ「Sound Bar Remote」を使って、さらに細かなサウンド設定が可能です。


このアプリでの操作性が優れており、EQ(イコライザー)調整やモード切替が手軽に行えるため、音にこだわる方には嬉しいポイント!



アプリはDHT-S517にはない機能!
リモコン操作ではなくアプリ操作も可能なので利便性も高かったです!
その他の接続端子
「DHT-S517」は、HDMIパススルー以外にも、ARC(オーディオリターンチャンネル)機能にも対応しており、さらにAlexaやGoogle Assistantといった音声アシスタントにも対応しています。
これにより、テレビやスマートホームデバイスとの連携がしやすく、利便性が高いと感じました。
音声操作でサウンドバーをコントロールできるのは、スマートホーム環境に慣れている方にとっては大きな魅力です!
使い勝手と日常での互換性
実際に使ってみると、「SR-B40A」のアプリを使った操作性と「DHT-S517」の音声アシスタント対応という異なる利便性が際立ちます。
どちらも最新のテレビやデバイスと問題なく連携しますが、アプリ操作に慣れている方や細かな調整をしたい方には「SR-B40A」が便利で、スマートスピーカーなどの音声操作を活用したい方には「DHT-S517」がフィットしますよ!
「SR-B40A」と「DHT-S517」を実際に使って比較!その4: 音声強調機能


リモコンもR-B40Aが一回り大きいです!
「SR-B40A」の音声強調機能:クリアボイス
「SR-B40A」には、ヤマハ独自のクリアボイス機能が搭載されています。
この機能は、映画やテレビ番組のセリフを強調し、特にボリュームが小さい時でもセリフが明瞭に聞こえるという点が大きな特徴です。
実際に使用してみると、例えばニュース番組やドキュメンタリー、セリフの多いドラマで特に効果を感じました。
バックグラウンドで流れる音楽や効果音が強くても、セリフが埋もれることなくはっきり聞こえるので、物語に集中しやすくなります。
また、YouTubeやNetflixのようなストリーミングコンテンツを観る際にも、このクリアボイス機能が役立ちます。
特にネット配信の音声はテレビ放送に比べてやや音質が劣る場合がありますが、この機能をオンにすることで、細かな会話や解説がクリアに聞こえるようになります。
声がこもらない点も、長時間視聴する際に疲れにくいメリットです。



家族でテレビ視聴している時に『えっ?今なんて言った?』っていうのはすごく減ったように感じます!
「DHT-S517」の音声強調機能:Dialogue Enhancer
「DHT-S517」も、「Dialogue Enhancer」という音声強調機能を備えており、こちらもセリフやナレーションを聞き取りやすくしてくれる機能です。
特に映画やスポーツ番組の解説などで効果が実感できます。
Dialogue Enhancerには、3段階の調整が可能で、コンテンツに応じてセリフの強調具合を選べるのが特徴です。
例えば、アクション映画では激しい音楽や効果音の中で、セリフが埋もれがちですが、この機能を使用することでセリフが際立ち、ストーリーの流れをスムーズに把握できるようになります。
また、ニュースやトークショーでは最小レベルの強調で十分で、バランスの取れたサウンドを維持しながら、会話が明瞭に聞こえます。
自分の好みに合わせて調整できる柔軟性が、視聴体験を向上させるポイントです。



この点に関してはDialogue Enhancerで調節できるので正直大差は感じなかったです!
使い勝手の比較
どちらの音声強調機能も非常に便利ですが、個人的には「SR-B40A」のクリアボイスが特に直感的でわかりやすく、常にセリフが明瞭に聞こえるため、設定をいじらずに手軽に使える点が気に入りました。
一方、「DHT-S517」はセリフの強調レベルを調整できるため、状況に応じたカスタマイズが可能です。
例えば、夜間に家族と一緒に静かに映画を観る際には、細かい調整ができる「DHT-S517」が便利かもしれません。
まとめ
音声強調機能に関しては、「SR-B40A」はシンプルにセリフを強調してくれるクリアボイスが使いやすく、幅広いシチュエーションで役立ちます。
「DHT-S517」は3段階の調整ができるため、より柔軟な操作を求める方におすすめです。
どちらの機能も、映画やドラマの視聴をより快適にしてくれるので、コンテンツに合わせた使い分けが可能です。
「SR-B40A」と「DHT-S517」を実際に使用した方の口コミやレビュー!
SR-B40A
SR-B40Aのサブウーファーは、とにかく重低音が響くので、映画や音楽がさらに迫力を持って楽しめます。特にアクション映画では、振動が部屋全体に広がる感覚が最高です。
YAMAHAのサウンドバーはデザインがシンプルで、リビングに自然に馴染むところが気に入っています。テレビとの相性も良く、音質も期待以上でした。
音質がとてもクリアで、低音の表現がしっかりしているため、音楽を聞くのが楽しみになりました。映画も没入感が増して良い買い物だったと思います。
3万円台のサウンドバーとしては、機能や音質が充実していてコスパが非常に高いです。初めてサウンドバーを購入しましたが、大満足しています。
クリアボイス機能のおかげで、セリフがはっきり聞こえるようになり、特にドラマやトークショーの視聴がとても快適になりました。
このサウンドバーは、アプリ操作が簡単で便利です。Bluetoothでの音楽再生もスムーズで、テレビとの接続も自動で切り替わってくれるので、使いやすさは抜群です。
音質のバランスが非常に良く、特に低音が豊かに響くので、音楽も映画も臨場感たっぷりに楽しめます。ウーファーの性能には驚かされました。
サイズ感がちょうどよく、リビングに違和感なくフィットします。デザインも上品で、インテリアとしても優れた製品だと思います。
DHT-S517
賃貸での使用を心配していましたが、DHT-S517は低音でも振動を気にせず使えます。レンガの上にサブウーファーを置くことで振動が軽減され、隣人に迷惑をかける心配がありません。映画や音楽も迫力のある音が出せて、音量を抑えても十分に楽しめました。
映画をよく見るのですが、セリフがとてもクリアに聞こえるのが気に入っています。特に夜間に音量を抑えたい時でも、セリフがはっきり聞こえるので家族に迷惑をかけずに視聴できます。ナイトモードも効果的です。
Dolby Atmosの効果が素晴らしいです。頭上から音が降り注ぐような立体感があり、特にアクション映画では映画館のような臨場感を体験できます。音の広がり方が本当に良くて、毎回の視聴が楽しみです。
部屋が狭いのでサウンドバーを選んだのですが、DHT-S517のサブウーファーはコンパクトながら低音がしっかり出て驚きました。スペースを取らないのに迫力があるので、リビングにもピッタリでした。
接続がとても簡単で、テレビやスマホとすぐにペアリングできました。Bluetoothで音楽を聴くときも、特にストレスなく操作できるのが気に入っています。家族みんなが簡単に使えるのが良いですね。
DHT-S517は、映画鑑賞の時に低音が圧倒的に迫力があります。特にアクションシーンや爆発音などが重厚に響くので、家の中でシネマ体験ができる感じです。サウンドバーとしてはサブウーファーが付いていることで、期待以上の音響が楽しめました。
設置が簡単で、接続もスムーズでした。HDMIとBluetoothの切り替えがシンプルで、映画や音楽を使い分けて楽しめます。リモコン操作も直感的で、ストレスなく使える点がとても気に入っています。
サウンドバーのデザインも気に入ってます。リビングに置いても存在感が強すぎず、インテリアに馴染みました。音質も部屋全体に広がるような感じで、どこにいてもクリアに聞こえるのが良いです。
レビュー!「SR-B40A」と「DHT-S517」を実際に使って比較していきます!まとめ
「SR-B40A」と「DHT-S517」を実際に比較してみた結果、それぞれの特長がはっきりと見えてきました。
1. 低音の迫力と表現力
SR-B40Aは、重厚で圧倒的な低音が特徴で、映画やアクションシーンでの迫力が抜群です。ウーファーがしっかりと振動を伝えてくれるため、リアルな臨場感を味わえます。反面、DHT-S517はもう少し解放感があり、低音も広がりが感じられます。そのため、音楽を楽しむ際に心地よく響くサウンドを提供してくれるのが魅力です。
2. 接続と互換性の違い
SR-B40AはHDMIパススルーに対応していないため、接続時の選択肢が少なく、使い勝手が若干制約されることがあります。特に、複数の機器を同時に使うユーザーにとっては、接続に注意が必要です。一方、DHT-S517はHDMIパススルーをサポートしており、複数のAV機器を接続したい場合や、4K映像をそのまま楽しみたいときに便利です。この柔軟性の高さは、家庭用AV環境において大きな強みとなります。
3. 選び方のポイント
どちらを選ぶかは、何を優先するかで変わってきます。映画の迫力や強い低音を求めるのであれば「SR-B40A」が、音楽やドラマなど、幅広いエンターテイメントをバランスよく楽しみたいのであれば「DHT-S517」が向いています。加えて、接続の簡便さや機器の拡張性を重視するユーザーには、HDMIパススルー対応の「DHT-S517」の方が適しています。
4. まとめ
最終的には、視聴するコンテンツや接続環境に応じて最適なモデルを選びましょう。両者は同じサウンドバーでも違いが多く、使用シーンに応じた魅力を発揮します。映画重視なら「SR-B40A」、音楽や接続の柔軟性を考えるなら「DHT-S517」が良い選択となるでしょう。
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